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黒高頭パール♂×キャリコ高頭パール♀

みなさんこんにちは、鈴木東錦の神髄です。今回は「見やすく」をさらに意識したものにしていきたいと思います…。

球錦の復元をするにはどうすればいいか?そりゃもちろん鈴木東×パール(モザイクか黒か)の交配を繰り返していけばできないことは無いかな…?と思います。

そこでまず最大の障害となるのが、それぞれの品種の高価さですね…。まず鈴木東は、鈴木養魚場が廃業されてしまったのでフルタニ金魚倶楽部様から入手、もしくは純潔に拘わり非常に質が良いものを通販にて探す…。これくらいしか無いうえとても高価です。

また、鈴木系統と謳い、本場のものとは全くと言っていいほど形質のかけ離れたものを、高く売られていることも少なくありません。

次に高頭パールなのですが、これは鈴木東錦と比較すればいくらかハードルは下がりますがとても高価です。良いものは特にね…。どちらもまず量産できなきゃ話にならない…数が少なければ当然失敗もできない…ということです。失敗を重ねた成功は大きいはず。

元々鈴木東錦自身は、作出過程で浜錦と掛け合わせている経緯があり、それの副産物で球錦ができているので使うとしたら高頭パールよりより高価な本場の浜錦のほうが良いのではないか?と思うかもしれませんね。これには理由があります。

まず浜錦といえば、普通鱗性のパールで素赤・更紗・猩々色で肉瘤が大きくかぶさるように一つもしくは二つに分かれたもものが発達するものだと思います。ここで問題となるのが、浜錦は普通鱗性で褪色を経て一般的に見られる流金や和金のような体色になることです。

これまでに、褪色を経て赤色系になる普通鱗性のものにモザイク透明鱗性の鈴木東錦との交配を何度か試みています。

・地金♂×鈴木東錦♀(2014)
・鈴木東錦♂×地金♀(2010~2011)
・鈴木東錦♂×パンダ蝶尾♀(2011)(パンダは褪色途中)
・らんちゅう♂×鈴木東錦♀(2012~2013)

思い出せる範囲だとこれくらいの試行回数で、もっと試行したいところですが、いつでもスペース不足なのでその時いる魚とその魚の状態次第でやってる程度です。また、大半が途中でヘルペスを発症もしくは再発で落としています…。さらにそれら同士で交配したいのに…。

今はその失敗をできるだけ起こさないように、水槽2つ以上に分けて予備をとれるようにしてあります。そのおかげでさらにスペース不足で年に子引きできる回数に厳しい制限がかかっています。

上記の試行によって生まれた稚魚たちは、いずれも1:1で普通鱗:モザイク透明鱗でしたが、モザイク透明鱗は稚魚の生後2か月くらいまで黒があったものの、そこから皆黒が抜け落ち桜色に変化していきました。背中に浅葱色が乗るものは1尾も出ませんでした。

普通鱗性のものは、褪色する確率がまちまちで、地金とのものは1尾もせず、パンダ蝶尾とのものは半分ほど褪色、らんちゅうとのものはとても低確率ではありますが、褪色した個体が出ました。褪色する因子のようなものがある気がしますね。キャリコもその因子によって黒が褪色しているのではないか?という考えです。

私は大学での論文調査で、金魚の褪色という現象についても調べてみたのですが、正直なところほとんどわからないことだらけだった記憶です。現象的にはイシダイ、イシガキダイがそれぞれ成長してクチグロ、クチジロになることと似たようなもので、つまり、一度変化したら以前の色には戻らないということくらいしかわかりませんでした。

上記の交配にて共通しているのは黒、所謂黒色素胞が成長と共に抜け落ち、背に浅葱色が乗るものは1尾も現れなかったということです。

同じように浜錦と鈴木東錦で交配も試したいところなのですが、お金とスペースの問題と、上記の結果から遠回りになってしまう可能性があったがために断念し、キャリコ高頭パールを使用することにしたのです。
黒パール群
↑3月頃?にフルタニ金魚倶楽部様から購入した黒高頭パールです。

普通鱗性の黒で、おそらくモザイク透明鱗同士の交配で出る普通鱗性のものかな?と判断して購入しました。これは使える…!と。モザイク透明鱗同士で出る普通鱗は褪色しませんしね。

注目すべきは褪色せず、黒色素胞をたんまり維持していることでしょうか。浅葱色は真皮よりもさらに深い位置にあるメラニン(黒色素胞)が体表と重なり合わさってできる色です。

つまり、黒色素胞を多く持ち褪色しない普通鱗性とモザイク透明鱗の交配をすれば、普段のモザイク同士の1(普):2(モ):1(全)ではなく、普通鱗:モザイク透明鱗が1:1で生まれることがわかっていることから、全透明鱗は除外できるし黒色素胞をたくさん保持時した個体とかけるのだから、確率的に浅葱色が出やすくなるのではないか?ということです。

こうやって見ると、単純に黒といっても薄い黒、濃い黒と多少違いがあるのも注目したいところ。黒高頭パールって意外と入手困難です…。もう1尾いたのですが落ちてしまいました…。
パール親魚
↑これが今回のタイトルにあたる2尾で、黒高頭パール♂×キャリコ高等パール♀です。もうフルタニ無双ですね…。ちなみにもうヘルペスにかかり高温処理をしてバリバリのキャリアーです。前述の落ちた1尾の死因はこれ…。

雄はこの個体だけで、サイズにも若干不安がありますが、親魚としては精子の出がとても良く、受精率が高かったので優秀です。
パール稚魚

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↑生後ちょうど一か月くらいのものです。選別がなかなかにハード…。数が多く過密になりがちなので、かなり厳しめに選別しなければならないのはもちろんのこと、1尾1尾横見でチェックしてパール鱗の乗りの良し悪しを見なければならないのは骨が折れます。

鱗のチェックはもうちょっと待ってもいいんじゃないか?と思うかもしれませんがスペース以下略
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↑ピンボケくそがぁ!!!最近ケータイの調子もイマイチですね…。良い写真が撮れぬ。こちらは同じ組み合わせで二週間ほど早く生まれた群です。

用事から戻ってきたときにはすでに雌が他の品種と大爆産しており、お腹を絞り出しても量が取れず、この数しか残りませんでした。パール鱗の乗りはまあまあですが、正直尾形がイマイチよろしくない…。尾の根本に黒が出ているのは良いですね。通常のキャリコならこれが成長と共に広がり細かくちりばめられていくはず。

先に生まれた群も、大量にいる群も普通鱗:モザイク透明鱗1:1で、いまのところ黒色素胞が抜け落ちるようなことも見られない…もしこれが全部落ちてみんな桜色とかになるようであれば今回のこの考察はあちこち改める必要がありそうだ…。

もしこれで、しっかり黒が出て中には浅葱色がきれいに出てくれるものが出るようであれば、球錦を復元するには鈴木東×黒高頭パールをそれぞれ雌雄、逆の組み合わせをやってそこから出るそれぞれの良いところを持った個体同士で交配すればもしかしたら・・・となるかもしれませんね。

今のところ地金♂×東海錦♀、地金♂×鈴木東錦♀、鈴木東錦♂×地金♀辺りでわかってきてるのですが、体型や尾形は♂3~4:♀6~7?くらいの比率で受け継がれてる気がします。まあ試行回数的にとても断言はできませんけどね…。

今回は文多めで写真少なめになってしまった気がしますね…。まあそういうこともあるさ…。来週ちょっと体調的な諸事情のため、2か月くらい札幌に戻るので、月曜くらいにもう一度別カテゴリで更新したいと思います。それでは以上、鈴木東錦の神髄でした☆
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プロフィール

鈴木東錦の真髄

Author:鈴木東錦の真髄
出身:北海道札幌市
生年月日:1989年8月24日♂
職業:とある場所にて弟子入り修行中
静岡県在住
毎日死ぬほど疲れて更新少し滞るかもしれませんが生きてます。

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